分厚い文庫本の同人誌を作った

同人

文庫本ってテンション上がるよね!

 フォロワーさんの文庫本の写真を見せてもらい、やっぱり一回くらい作ってみたいな~!と火がついた結果、私の、私による、私のための再録本が出来ました。

 それがこちら!!(無音です!)

 めっちゃ分厚い!!!(大興奮)

 ちなみに開くとこんな感じ。ノドも余白も結構ギチギチかなと心配してたらちょうどよかったんじゃない……!?と自画自賛してました。

 このブログでは、何を参考にしたかのメモと、本の仕様(紙や使用したテンプレート・フォント)を記載します。皆、自分用に一冊だけPixivの再録本とかつくっちゃおうぜ~~!!

カバーを市販本に似せた(たのしい)

 文庫本なら、文庫本の顔をしてくれてるとメチャクチャテンションがあがるのでは……?
 その結果がこちらになります。

 うひょ~~~~たのし~~~~!

 カバーの参考にさせていただいたのはこちらの方の投稿です。

 「リプライで送られた画像で #ない本 をつくります。」ツイッター上で画像を募集して、あたかもありそうなんだけど実在しない「ない本」のカバーを作っていた方。
 どれもこれも「ありそう!」で、あらすじが面白そうなんですよね……。表紙のセンスがすばらしく、写真一枚からこんなのができるなんてとどれもこれも興味深かったです。

 特に具体的に参考にさせてもらったのは、カバーの裏表紙部分!
 本の真ん中に線が惹かれて、シンプルなロゴがあって、16字×11行くらいで、あらすじがあり、バーコード等がある……。

 裏表紙はバーコードはバーコードのデザインのフリーフォントを使わせてもらっています。
 定価部分まわりはメイリオとゴシック体、あらすじ部分は本文にも使った源暎ちくご明朝で作成。
 中央に引いたラインはクリスタで配布されてるブラシで引いて、シルエットの羊の画像は「シルエットAC」からお借りしました。

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 表紙については、以前購入した画像素材集(ギガ盛り!テクスチャーとパターン)にあった水彩テクスチャーの画像と、宇宙っぽい画像を「加算」で重ねてます(たしか)。
 「水彩 テクスチャー 画像素材」でクリスタとかで検索すると色々出てくるのと、宇宙っぽい画像は重なったところが明るくなりますように……でアクセントになるかなあと試行錯誤してた思い出。
 あとは、明朝体でタイトルどーん!の添えるだけの作者名と、架空のレーベル名を記載してターンエンド!!このあたりのデザインについては前述の「ない本」がバリエーション豊かでヒントになるかもです!!

 ちなみに架空のレーベル名ですが、最初は「ひつじ文庫」にしようとしたんですがググったら過去実在していました。一度確認してみることをおすすめします……。

 タイトルの大きさはもうちょっと小さくてもよかったかも。好みですね。

印刷仕様の参考

 544ページの本は、見積もり計算機ではでない可能性が……ある……!!

 ちょこっと製本工房さんで作成することを考えていたのですが、ちょこっとさんの最大ページ数は400!大幅にオーバー!

 というわけで、下記の「化野/戯文舎」様のNoteを元にワンブックスさんで作成することにしました。

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 このNoteの「実物を見てみる」のデザインもおしゃれで好き好き大好き。
 印刷仕様はほぼそのまま真似させてもらい、下記の内容で入稿しました。

サイズ:A6(文庫)
カバー用紙:コート(オーロラ) 110kg
表紙用紙:紀州の色上質 最厚口 ブルー
本文用紙:プリンセスノベル 32.5kg
PP加工:カバーにクリアPP加工

 背幅のテンプレートは表紙背幅20.5mm、カバー背幅21mmで入稿しました。
 テンプレートはワンブックスさんのところで、背幅の計算方法とともに配布されています!

https://red-train.co.jp/onebooks/genkou/onebooks_template

 ただ、そもそもページ数が多いと背幅に若干の誤差は生じる前提でいたほうが良いらしいので、そこまでカリカリせずに表紙背幅20mm、カバー20.5mmでも問題ないのかも?

 本文は下記の「創作おTIps」様配布のテンプレートを使わせてもらいました。

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 上記テンプレに手を加えた結果はこちら。

ワードのレイアウト>ページ設定
 用紙サイズ:111mm * 154mm
 余白:上16mm 下14mm 内側13mm 外側21mm
 (※A6サイズに上下左右3mmの塗り足しした結果に合わせてます)

フォント:源暎ちくご明朝 v3
フォントサイズ:8.5p
レイアウト:41字×16行

 とりあえずテンプレート内にきちっとテンプレの説明が親切丁寧に書かれているので、読めばなんとかなるんじゃないかな!?と思います!!
 このテンプレートの良かったのは、見出し機能で扉を作っていて、ワードのよくあるセクションてなんやねんお前とかそういうストレスが全然なかったこと……。

 ノドは個人差がある部分かなと思います。本文用紙のプリンセスノベルがとにかく柔らかくてよくしなるのがすばらしく、結果ノドもそんなに気にならなかったのかも?

皆も自分用に一冊、作ろ~~~!

 文庫本にするほど原稿ないよ~って方、ほらPixivにありますでしょう……?今までに投稿したものが……。
 イベントの参加予定もないし頒布するとかよくわからないし……って方、頒布はさておき自分用に、物理的なモノになった本、見たくないですか……?縦書きで市販の文庫みたいな顔してる、推しカプの本……。

 ちょこっと印刷工房さんも、ワンブックスさんも、自分用に一冊のみ刷れるから!ぜひこの……物理的な本になった自分の創作物を、目の当たりにしてパラパラめくってほしい……!

 画面上で見るのとまた違って、縦書きで紙でめくりながら読むのって絶対読後感がちょっと違うと思うんですよね……。あと画面上だと何万字ってイマイチ物量を実感しにくいけれど、紙のページ数になった途端に実体を持ち始める感、あると思います。

 一点だけ注意があるとすれば、頒布する場合には、Boothの匿名配送とか厚みに注意しましょう!!私はこの本+梱包+封筒の厚みでネコポスギリギリです。他の本はどうやっても入りませんでした……。
 200pと300pで2冊に分けるのもよかったのかな~~と少し思いつつ、私が闇鍋の書き手のせいで正直分け方が全然定まらなかったので……。こんな分厚い本は今後きっとでない!と、一つ良い思い出と思ってたまにパラパラめくっては厚みに笑っていようと思います。

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