本を出した経緯
前略:都市伝説解体センターにハマった
ハマったっていうか……脳を焼かれたっていうか……。
そして初のオフラインイベントである、7/27TRCに一般参加しましょうよ~!って4月末に誘われたんですよね。「へへ、きっと私のことを関東圏の人間だと思われてるに違いないぜ……!」と悪い笑みを浮かべ、これは北海道土産を持ってご挨拶してみようとニコニコと宿と飛行機を取りました。
宿と飛行機を取ったものの、ふと頭をよぎる選択肢。なんとこのスタジオYOU主催のイベント、サークル参加の締切が約一月前……6/30までと余裕があるんですねぇ……!
まあそれで、とりあえず2ヶ月くらいで一冊または準備号的コピ本ができそうならサークル参加しちゃおうかな!と軽率に決めました。
トシカイだからこういう装丁したい!
袋とじ本については、「トシカイの本出すなら袋とじとか楽しそうだよね~、でも流石に同人誌で出来る所はないかあ」と通話してたら有識者に「できるよ」って教えてもらっちゃって……。

そして恐る恐る見積もりを取ってみたら予算内だったため、袋とじ本を出しました。
全面箔の表紙の本は、なんてったって表紙の紙が「「イルミカード」」っていうのがあってね……!
蛍光色のド派手な紙なんですけど、上から黒系の箔で抑えたら程よくならない!?ってテンション上がっちゃった。
本当はこれに6話分詰め込もうと思ったんですが時間が足りず3話分だけいれました。出ない本より出る薄い本マインドだ!!
全面箔の本(404)
見積もり
まあまずはおたクラブの「表紙全面箔無線綴じ」のページを見て見積もりを実際に入れてみておくれよ。
試しに今回の本の仕様を入れてみるとこんな感じです。(R7/8/7時点)

部数と発送日(納品日)にもよるけれど……なんか普通にフルカラー表紙本作るのとあんまり変わらなくてビビるんだぜ……!!
自動見積してもらえるので、ぜひ君の目で確かめてくれ!!
表紙の作り方
全部ない話だよ!!の気持ちでタイトルだけ決めて、あとはなんかこう……お借りしているシルエットアイコンのサイト「ICOOON MONO」様から画像を使わせてもらってクリスタで組み合わせまくりました。

よくある質問で、アイコンを加工して印刷物に使っても大丈夫であると書かれているのを見て安心して使わせていただきました。
種類が半端ないんですよ、ここのアイコン……。
データとしては白黒で、黒い部分が箔になる仕様。
印刷所の注意事項として、背表紙に箔かかると背割れするかも……とあったので何となく避けました。ただ、背割れしないように~と避けすぎてもう少し背表紙に近いところまで箔つけてもよかったかも。
入稿データの見た目はこんな感じ。

それがこうじゃ。

たのし~~~!!!
余談ですが、小説本にぜひ全面箔表紙をオススメしたいです!
データはモノクロで作れば良く、なにより「箔」なのでキラキラしててね……!シンプルなタイトルと飾り枠だけの表紙でもそれっぽくなる気がする……!
「おたクラブの全面箔を色々見られるまとめ」に沢山事例が載っていて見てるだけでも楽しいので、ぜひぜひ御覧ください。黒地に銀箔とかすっごい格好良いの……。

今回選んだイルミカードは本当に発色が良いっていうかド派手な蛍光色で……机の上の存在感がすごかったですね……!テンション上がるぜ~!
本文原稿の作り方
いつものA5サイズ原稿のため、創作おTips様のテンプレートをお借りしています!

いつも通り本文をTATEeditorでザクザク書いてから、ワードでこのテンプレにコピペしてゴリゴリに加筆修正を重ねていって作ってるよ。
データ上の設定✍(Word>ページ設定)
<余白>
上 19mm 下 19mm
内側 19mm 外側25mm
<用紙サイズ>
幅 154mm
高さ 216mm
実際に出来た本(BOOTH)

段組みこんな感じ~ってのも商品ページの画像で見れます✌
(ネタバレ全開本ですが、サンプルでまるっと読める四谷さんの話は3話くらいまでのネタバレです)
袋とじ本(廻あざ)
見積もり
袋とじの見積もり問い合わせについては、必要な情報が袋とじの説明ページに赤字で書かれています。

見積もり問い合わせは「自動見積・予約」ボタンから!
納品日等々を入力していって、本文仕様のところで「袋とじ加工」と必要な情報を記載します。

自動見積の対象外のため、送信&後日返信が来るのを待ちます。
参考までに、確かR7年6月末~7月に取った見積もりで、一冊あたりの袋とじ加工は通常の印刷費に加えて+150円くらいでした。少部数にも関わらず、思った以上に安かった……!
ちなみにどっちにしてもお問い合わせの形になるので、紙の種類とかもし迷ってたら入力欄に「参考までに用紙:〇〇にした場合の見積もりもお願いします」って書き添えるとそちらの見積もりも一緒に書いて返信してもらえます。
今回、黒系の紙に白印刷とか考えててそれも興味本位でいくらか聞いたんだけど、流石に白印刷までやるとお値段が自分の中のライン以上になってしまったので断念しました。
ちなみに、プラスで差し込み料金として2200円別途かかるよ。私はそれと送料を忘れて単価計算し頒布価格設定していたので、実は全部捌けても赤字の本になりました。ワハハ。
でも全面箔の本と合わせ、新刊2冊で1000円!とイベント時の会計がわかりやすかったのでいいか~と思ってます。
表紙の作り方

いつも通りA5サイズのフルカラー表紙で作ってます。
今回試してみたのは、クリスタのオートアクション!クリッピー使わなきゃと思って入手したのを試してみたらめっちゃ良くて……。
タイトルロゴ装飾!
テキストレイヤーをいい感じのタイトルロゴにしてくれるオートアクションシリーズ……!
これで「■■■はめぐあざの夢を見るか?」をいい感じのロゴにして、上からサイズを調整した白文字の「かいい」を置いてます。(したの英字も同じくオートアクションで装飾したもの)
あと後ろの羊さんはパターンをペタっと貼らせてもらってます。
可愛くていつか使いたかった。
裏表紙はなんとなくアザミ感がありそうな枠を借りてます。
この方の素材集、ラベルやフレームがどれもシンプルでこれセンスよく使えたらめっちゃテンション上がるだろうな~!って毎回思いながらDLしてる。無料が多くてありがたい……。
ちなみにトシカイくんイメージでトナカイのアイコン(ICOOON MONO様)も配置しています。
本文原稿の作り方
今回は「本文」と「袋とじ」でWordファイルを二つ作成しています。
「本文」のデータは404と同じテンプレと用紙設定なので割愛。
「袋とじ」は本文より小口部分が5ミリくらい短かく製本されるので、本より5ミリ、原稿データも幅を短くして作成します(このあたりも全部袋とじの説明ページに載ってるよ)
「袋とじ」データ上の設定✍(Word>ページ設定)
<余白>
上 19mm 下 19mm
内側 19mm 外側22mm
<用紙サイズ>
幅 149mm
高さ 216mm
ちなみに小口が短いってどういうこと?というとこんな感じです。
段差がどうしてもできるので、本文最後のページと袋とじの間に跡がつきます。

あと、袋とじの表紙と裏表紙(一番最初のページと一番最後のページ)は袋とじ開けずとも見える部分なので、デカデカとした注意書き(クリア後に閲覧してね)と奥付にしました。表紙裏表紙の分もあって8pで収まらなかったですね……。
なお、ミシン目が入っているわけではないのでハサミやカッターで開ける必要があります。「覚悟」を問うてる感があって良いね……!!
実際に出来た本(BOOTH)

袋とじの良い所、袋とじじゃない部分は致命的なネタバレなし!袋とじ部分は致命的なネタバレあり!!
ゲーム本編のネタバレじゃないし良いか!とサンプルも多めに上げてます。
自分の作りたい本を作ってみよう!
トシカイの袋とじ本を出せて悔いはないぜ……!あと全面箔表紙はめっちゃ楽しかったです!
皆~~~!!気軽に、まずは一冊自分用に作ってみようぜ~~~!!!
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どこから何やればええんや?のヒントになる記事があればあるほど、世にドウジンシィが出る可能性が高まるって私、信じてるから……。
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