はじめに(この記事の目的)
なんでこんな記事をいきなり書き始めたかというと、10月27日に東京で開催されるSPARK19内にて、怪Qとマチトムの作品シリーズオンリーが開催されるからです!
5月のイベント面白かったな~~って方!自分もサークル参加してみちゃおうかな~~って方に!!
”小説、書いてみようぜ!!!” とそそのかすための記事です!!
なんとスマホだけでも、小説が書けるし何なら入稿できるんです!!
ちなみに私は令和5年7月のイベントが初めてのサークル参加だったしほぼほぼ初めてのイベント参加だったよ!夢小説本だったよ!!
初参加なのに無謀にも複数種類持っていっちゃったのもあり、友人がいなかったら恐らく無事ではすみませんでした。その節は誠にありがとうございました(私信)。
でも恐らく、小説本1種のみ(+無配のペーパー1種とか)だったら全然一人参加でも恐れることはないんじゃないかな!?と思います!私が算数できないのにいっぱい持ち込んだ無謀なやつなだけです。
(それはそれとして売り子orお買い物を頼めたりできる人がいると、気持ち的にはめちゃくちゃ楽です!)
まずどこから書いてる?
オチ(一番見たいシーン)から逆算して書きます!
我 A×Bが遊園地デートの最後にハグする話読みたい
AとBが遊園地デートの最後にハグする
<おわり>
イメージ的には、映画の最後のカットを最初に決める感じです。Endマークがつく前の最後のシーンどんなのが良いかな~って考えます。
次に、オチのシーンにつなげるにはどうしたら良いか?を考えます。
AとBの二人で遊園地デートにいってもらえたら解決するなあ。
ほな遊園地二人に行ってもらお。
AとBが遊園地デートに行く
AとBが遊園地デートの最後にハグする
<おわり>
その際に、細かいことは気にしない!この二人は付き合ってるんだよ!で始めてもいいし、オチが告白しつつハグのシーンにしたいんだったら最初は付き合ってないんよこの二人!で始めてもOK。もう少し妄想の解像度を上げます。
「紆余曲折あった二人が付き合ったはいいものの、恋人らしいことをしてない状況下で、意を決して遊園地デートの最後にAがBをハグする」これや……
紆余曲折あって付き合ったAとB
恋人の距離感じゃない
AとBが遊園地デートに行く
デートの終わり際に意を決してAがBをハグする
<おわり>
みんな好きかは知らないけれど、私はすき!!!の気持ちで生きます。
余談:一話に詰め込みすぎないようにしよう(自戒)
ちなみにこの「紆余曲折あった」部分については後で別の話にしましょう。それだけで一つが書けます。(勿論、気が向いてたら先にその「紆余曲折」話をかいてもOK!)
遊園地でハグする話の中、同じ話の中にその「紆余曲折」を盛り込むと、遊園地まで至らない可能性があります。
そこの妄想はちょっと置いておいて別の機会にしつつ、今コレが熱い!!って所をまず書きましょう。
少し本筋から逸れますが、長い話にすると途中で力尽きたり、途中で煮詰まって嫌になっちゃったりすることも多々あります。めちゃくちゃ今ブーメランで私に刺さってます。
まずは短い話を一個書き終える事を目標にしましょう!
前述の例えで行くと、「これは遊園地デートの末にハグする話!」の意識を忘れずにいきます。そこから外れるものは別の機会に書くとして、一旦置いときます。
(一旦置いておく、といいつつそっちの妄想が滾ったらとりあえず別のメモ帳に残しておきましょう)
余談:使用するソフトについて
シンプルなメモ帳アプリでいいと思うよ!
……と思いつつ、入稿まで考えた際、私はWord買うまではPCとスマホで同じデータを編集するため「TATEditor for WEB」を使っていました。
ちなみに縦書きでテキストを作成・編集できて、PDF出力機能もあるので入稿データの作成までできます!アプリ版同士でアカウント連携できるので、iPhoneとiPadで連携させたい方などはアプリ版で良いと思います。
もしPC使ってて、印刷会社のテンプレートを使いたい~とかあればWordを買ったり、原稿する期間だけサブスクでWord契約してもありはありかも。
私はPCあるしなあと観念してWordを買いました。Office高いんですよね~~。
もうちょっと妄想を具体的にする
遊園地のハズレのほうで……人気がちょっとない感じのところで……ベンチで一息ついてるとこで普通に話してたのに急にAがBのこと意識しちゃって……改めて再告白っぽいことを口走ったりしながらワア~~って二人してテンパってそれからAがBを意を決してハグしてほしい……
紆余曲折あって付き合ったAとB
恋人の距離感じゃないAとBが遊園地デートに行く
遊園地のハズレで人気がないところ
ベンチで一息ついている
普通に話してる
A「」
B「」
A「」
B「」
A「」
B「」
Bを唐突に意識するA
改めて告白っぽいことを言うA
A「」
Bの反応
デートの終わり際
意を決してAがBをハグする。
<おわり>
段々長くなってきましたね。ここから我が見たい所をまず書くんや。
というわけで、AとBがハグをする所を書きます。
意を決してAがBをハグする。
Bはびっくりしてされるがまま。Aはしっかりハグしてる。
セリフ「」「」「」みたいに話してるけどお互いにドキドキしてるよ!!
<おわり>
みたいなのをざっくり書きます。
そこから、どんなふうにドキドキしてるの?を補足します。
ハグしてるときのドキドキ感とか、他人の体温とか、視界には相手の服しか入ってないとか、ハグするってつまりそういうことだよね~~~もっとよく見せて~~~って書きたい所を書きます。
(こいつらハグしたんだ!!をねちっこく書いても、サラッと流してとにかく二人のセリフ主体にしても、どちらでもいいです。どっちも美味しいと思います。)
ぎゅっとAがBを引き寄せる。最初何されたかわからなかったB。Aに抱きしめられている事を理解して改めてびっくりする。
真正面から抱きしめられてる。Bは困惑。ドキドキしながらAに言う。
「な、なに?」
「……嫌か?」
「……べつに、いやじゃないけども」
Aの声も震えている。Bの声も同じく。
お互いの心臓の音がうるさい。
密着してどきどきしっぱなし。BはAの腕の中で、Aの鼓動を間近に感じてる。
Aが短く息を吐く。
<おわり>
ほんで??もっと見せてご覧??と、ココからもう少し肉付けします。
唐突にぎゅっとAがBを引き寄せた。最初は何をされたかわからないまま、Bはされるがまま、気づけばAの腕の中に収まっている。その事に気づいた途端、Bは驚きのあまり目を見開いた。
真正面から抱きしめられて、Bは困惑しながら、跳ねる心臓を抑えながらAに言った。
「な、なに?」
「……嫌か?」
「……べつに、いやじゃないけども」
いやか、と聞くAの声も震えていた。Bの声も同じく、震えている。
お互いの心臓の音がうるさかった。密着している。Aの胸板にBの頬が触れ、Aの腕がBの背中にそっと回されていた。Tシャツ越しのAの体温をBはただただ享受するだけで精一杯だった。
ドキドキと跳ねる心臓の音、お互いに常よりも早い鼓動と、お互いの体温。
Aがハ、と短く息を吐いた声は、どこか熱っぽく、Bの耳にやけに残った。
<おわり>
みたいに加工します。
ハグの前も後も書かないで、書きたいところだけかいて終わらせてもいいと思うよ。
でももうちょっとやってみようかな……という方は、このハグのシーンに至るまでを書きましょう。
改めて上で書いた内容をさっきのプロットに入れます。
紆余曲折あって付き合ったAとB
恋人の距離感じゃないAとBが遊園地デートに行く
遊園地のハズレで人気がないところ
ベンチで一息ついている
普通に話してる
A「」
B「」
A「」
B「」
A「」
B「」
Bを唐突に意識するA
改めて告白っぽいことを言うA
A「」
Bの反応
唐突にぎゅっとAがBを引き寄せた。最初は何をされたかわからないまま、Bはされるがまま、気づけばAの腕の中に収まっている。その事に気づいた途端、Bは驚きのあまり目を見開いた。
真正面から抱きしめられて、Bは困惑しながら、跳ねる心臓を抑えながらAに言った。
「な、なに?」
「……嫌か?」
「……べつに、いやじゃないけども」
いやか、と聞くAの声も震えていた。Bの声も同じく、震えている。
お互いの心臓の音がうるさかった。密着している。Aの胸板にBの頬が触れ、Aの腕がBの背中にそっと回されていた。Tシャツ越しのAの体温をBはただただ享受するだけで精一杯だった。
ドキドキと跳ねる心臓の音、お互いに常よりも早い鼓動と、お互いの体温。
Aがハ、と短く息を吐いた声は、どこか熱っぽく、Bの耳にやけに残った。
<おわり>
ハグなんて一歩踏み出しちゃったから関係性がどうしようもなく変わるみたいなのもいいよね……幼馴染にはやっぱり戻れないよ、って恋心に翻弄されるAとかBの姿、栄養があるよね……
Aばっかりグイグイなのより、最後の最後Bが可愛く反撃したらもっと可愛いよね……
欲望をねじ込みつつハグする前のセリフを書いていきます。
おそらく、AとBのセリフのやり取りがずら~~~っと並んでると思います。それでいいんだ。
そしてその間に、地の文を入れます。ちなみにシーン同士のつながりについては、立ち位置的に脈絡なくAが二人に分裂したり、Bが残像になってなければどんなんでもOKです。
地の文は景色・周りの状況の描写や、AとBの都度都度の行動を書きます。
人間は息遣いだったり、表情だったり、身振り手振りだったり、何かしら動きがあります。些細な動作で「Aは笑った」とか「Bが困った顔をした」とかそういうのを書きます。
このシチュでこのセリフならAは笑いながら言うに違いない。
ついでにそのAのセリフにBは小突きながら返すんだ……そこでふと、遠くから遊園地の花火の音が聞こえてさ……二人で同時に花火の音がした方を見たのに気づいて、顔を見合わせて二人してフフって笑いあってほしいわけよ……そこからのハグってワケ……。
みたいな妄想を書いていきます。
紆余曲折あって付き合ったAとB
恋人の距離感じゃないAとBが遊園地デートに行く
遊園地のハズレで人気がないところ
ベンチで一息ついている
普通に話してる
A「お前そういうとこあるもんな」
Aが笑いながら言った。BがAの脇腹を小突きながら言う。
B「そっちこそ、お化け屋敷怖いくせに」
A「ばれたか」
<ここで花火の音、それに気づく二人、顔を見合わせて笑う、Aが寂しそうな描写>
A「……もうパレードも終わる時間かあ」
B「あっという間だったね」
<脈絡なくAがBに手を伸ばす描写、驚くも拒否しないB>
Bを唐突に意識するA
改めて告白っぽいことを言うA
A「」
Bの反応
唐突にぎゅっとAがBを引き寄せた。最初は何をされたかわからないまま、Bはされるがまま、気づけばAの腕の中に収まっている。その事に気づいた途端、Bは驚きのあまり目を見開いた。
真正面から抱きしめられて、Bは困惑しながら、跳ねる心臓を抑えながらAに言った。
「な、なに?」
「……嫌か?」
「……べつに、いやじゃないけども」
いやか、と聞くAの声も震えていた。Bの声も同じく、震えている。
お互いの心臓の音がうるさかった。密着している。Aの胸板にBの頬が触れ、Aの腕がBの背中にそっと回されていた。Tシャツ越しのAの体温をBはただただ享受するだけで精一杯だった。
ドキドキと跳ねる心臓の音、お互いに常よりも早い鼓動と、お互いの体温。
Aがハ、と短く息を吐いた声は、どこか熱っぽく、Bの耳にやけに残った。
<おわり>
適宜相手の名前をセリフに入れながら、どっちがどっちのセリフかわかるようにしていきつつ、便宜的に付けているAとかBとかを外します。
また、上記の<>内でふんわりかいてた描写をちゃんと書きます。
紆余曲折あって付き合ったAとB
恋人の距離感じゃないAとBが遊園地デートに行く
遊園地のハズレで人気がないところ
ベンチで一息ついている
普通に話してる
「Bってそういうとこあるもんな」
Aが笑いながら言った。BがAの脇腹を小突きながら言う。
「そっちこそ、お化け屋敷怖いくせに」
「ばれたか」
雑談する二人の耳に、遠くから花火の音が聞こえた。空を見ればもう太陽は完全に落ちていて、パレードの締めの花火が打ち上がるような時間だった。二人、顔を見合わせて笑う。どこか寂しさを堪えるように、Aが呟くように言った。
「……もうパレードも終わる時間かあ」
「あっという間だったね」
Bの言葉を聞いたか聞いていないか、脈絡なくAがBに手を伸ばした。Aの手がそうっとBの手の上に置かれるも、Bは驚きつつもそのまま、されるがままにしてやっていた。
Bを唐突に意識するA
改めて告白っぽいことを言うA
A「」
Bの反応
唐突にぎゅっとAがBを引き寄せた。最初は何をされたかわからないまま、Bはされるがまま、気づけばAの腕の中に収まっている。その事に気づいた途端、Bは驚きのあまり目を見開いた。
真正面から抱きしめられて、Bは困惑しながら、跳ねる心臓を抑えながらAに言った。
「な、なに?」
「……嫌か?」
「……べつに、いやじゃないけども」
いやか、と聞くAの声も震えていた。Bの声も同じく、震えている。
お互いの心臓の音がうるさかった。密着している。Aの胸板にBの頬が触れ、Aの腕がBの背中にそっと回されていた。Tシャツ越しのAの体温をBはただただ享受するだけで精一杯だった。
ドキドキと跳ねる心臓の音、お互いに常よりも早い鼓動と、お互いの体温。
Aがハ、と短く息を吐いた声は、どこか熱っぽく、Bの耳にやけに残った。
<おわり>
地の文を入れるペースについては好みです!!私はだいたいセリフが3~4個続いたら一息つくのにちょっと差し込むか程度の気持ちで地の文いれてます。というか多分元々私はセリフが少ない側の人間なので、地の文がとにかく長くてテンポがあまり良くない側なのでこのあたりのバランスは好みかなと……。
長台詞だったら、「そこでAは一度言葉を切った」とか途中で入れちゃっても良いと思います。
さて、ココまでの例でいくと、後は加工前のこの辺りを加工します。
紆余曲折あって付き合ったAとB
恋人の距離感じゃないAとBが遊園地デートに行く
遊園地のハズレで人気がないところ
ベンチで一息ついている
普通に話してる
Bを唐突に意識するA
改めて告白っぽいことを言うA
A「」
Bの反応
これらを、下記のように加工します。
加工の手順は前述のと変わりませんので割愛。
AとBは元々幼馴染であった。ところがまあ紆余曲折、すったもんだの末にAがBに告白。そうして二人は恋人となった。
しかし、未だに二人の間を漂う雰囲気は従前の幼馴染の距離感であった。手を繋いだり、一緒に何処かに遊びに行ったりすることはあれど、告白する前と何ら変わりがない。
だれも彼も、AとBが付き合っているとは知らなかったくらいには、学校でも一切、彼らの雰囲気は傍目から見ても変わらなかった。
さて、そのような状況下でAとBは遊園地デートのチケットを手に入れた。商店街のくじ引きでAがあてた、ペアチケットである。付き合ったのに全く進展がないことに内心焦れていたAは、ここぞとばかりにBを誘った。
AとBの遊園地デートはつつがなく始まり、つつがなく終わろうとしていた。
お化け屋敷やジェットコースター、メリーゴーランドその他諸々、二人して友達の距離感のまま……何も、進展などはないまま、もうとっぷりと日は暮れてメインストリートではパレードが始まるような時間である。
Aはどこかがっくりと肩を落としながら、Bとともに遊園地のハズレ、人気がない一角のベンチで一息ついていた。広い園内を歩き回って足は棒のようだ。
二人して「疲れたあ」等と笑い合う姿は、恋人というよりも友人と言われた方が納得する人の方が多いだろう。フウ、と息を吐いてBが口を開いた。
「にしてもすごかったね、色々」
「なんだっけ、あのアトラクション。乗る前の説明でCGがすごいやつ」
「わかる、全然わかんなかった。魔法って本当にあるんだ!って思ったもん」
「そうか?でもCGだぜ」
「魔法だよ魔法、ここは魔法の国なんだって」
等々、なんてことない雑談を続ける。ベンチに腰掛けてぷらぷらと浮かせた足を揺らし、Bは不満げに頬を膨らませた。
一方、不満げなBを見てAが少し笑いながら言った。
「Bってそういうとこあるもんな」
Aがカラカラと笑いながら言ったのを受けて、BがAの脇腹を小突きながら言う。
「そっちこそ、お化け屋敷怖いくせに」
「ばれたか」
雑談する二人の耳に、遠くから花火の音が聞こえた。空を見ればもう太陽は完全に落ちていて、パレードの締めの花火が打ち上がるような時間だった。二人、顔を見合わせて笑う。どこか寂しさを堪えるように、Aが呟くように言った。
「……もうパレードも終わる時間かあ」
「あっという間だったね」
Bの言葉を聞いたか聞いていないか、脈絡なくAがBに手を伸ばした。Aの手がそうっとBの手の上に置かれるも、Bは驚きつつもそのまま、されるがままにしてやっていた。
Bの手は、Aのそれに比べると細くて白くて、異性の手である事をAに唐突に意識させた。別に、幼馴染だからといっても最後に手を繋いだのなんて小学生が良いところだろう。
俺達、付き合ってんだよな。二人っきりで遊園地に来て、二人で一日遊び倒して。等と、Aの心の内にじわじわと広がるのは、やはり単なる幼馴染に向けるにはやや重たい、Bに対しての恋心とちょっとの独占欲だった。黙ってBの手を取り、こちらを見てくるAに対し、Bはどこかソワソワと落ち着かない気持ちになった。幼馴染、と言うには無理があるのだ。
そして、改めて二人ともこの状況を噛み締めた。「俺、付き合ってるんだよな」と「私、付き合ってるんだよね」と、じわじわとこみ上げるものは何なのか。思わずAの口から、抑えようと思っていた言葉がこぼれ落ちた。
「俺、Bのこと好きだよ。女の子として」
真っ直ぐな視線。そのまま、Bが何かを言う前にとAは意を決してBに向けて手を伸ばす。
唐突にぎゅっとAがBを引き寄せた。最初は何をされたかわからないまま、Bはされるがまま、気づけばAの腕の中に収まっている。その事に気づいた途端、Bは驚きのあまり目を見開いた。
真正面から抱きしめられて、Bは困惑しながら、跳ねる心臓を抑えながらAに言った。
「な、なに?」
「……嫌か?」
「……べつに、いやじゃないけども」
いやか、と聞くAの声も震えていた。Bの声も同じく、震えている。
お互いの心臓の音がうるさかった。密着している。Aの胸板にBの頬が触れ、Aの腕がBの背中にそっと回されていた。Tシャツ越しのAの体温をBはただただ享受するだけで精一杯だった。
ドキドキと跳ねる心臓の音、お互いに常よりも早い鼓動と、お互いの体温。
Aがハ、と短く息を吐いた声は、どこか熱っぽく、Bの耳にやけに残った。
さっきまでこの遊園地のハズレまで聞こえていたはずの、遊園地のパレードは気づけば終わっていた。
通常、花火の音はクライマックスに向けてどんどん派手な音を立てていたはずなのに、気づけば終わってることなんてあるんだな、とBは内心でひとりごちる。
まるで、夢のようだなあ、なんて。
ふわふわと何処か酩酊したような心地で、Bはふと、Aの背中に自らの腕を回し、ぎゅうっと抱きしめ返した。
途端に、Aが面白いように硬直したもので、Bは鈴を転がすような声で笑った。そして、まるで秘密を囁くようにAの耳元にそうっと口を寄せて囁く。
「私もね、Aの事好きだよ」
AもBも、頬がりんごのように火照り、Aに至っては耳まで赤い。
可愛い、と言ったのはAだったか、Bだったか。
藪の中である。
<おわり>
というわけでざっくりできました。
コレ尻切れトンボかな……とか考えず、とにかく「おわり」って書けば終わりだから!大丈夫!
我流の書き方:まとめ!
さて、ここまでお読み頂いた方にはおわかりかと存じますが、最初に「ハグして終わる」と考えていたのが変更になっています。
いいんですよ、もっと萌えると思ったら全然変えていい。
なお、見ての通りこれはツギハギ状態なので、ここをたたき台にしてもう少し文と文のつなげ方を変えたり、時間があったらやります。
このシーンとこのシーンちょっと唐突かも、と思ったら間にクッションになるようなシーンを入れます。自分でこれを映画で見てるとして、合間にどういうシーンが唐突感なくなるかな~ってのを考えます。
「ここでこいつ笑うやつじゃないな……」と思ったら、「笑った」を消して逆にコレどんな動作しながら言ってそうかなあって考えて入れ替えていきます。
余裕があればそうした地道な修正作業をしつつ、隙あらば、自分の欲望に従って自分が最高に萌えるセリフをキャラに言わせたり萌える行動をとらせたりします。
せっかく遊園地なんだから観覧車乗らせたくない?とか。
あと、コレで完璧や!!って思っても絶対に一晩置いてからもう一度読み直して誤字脱字を直します。
絶対どこか誤字してたり、背後にいたAが真正面にいて分身してたりするからネ。何で気づかないんだろうね。
まとめると、
・オチを決める!
・オチにつながるように自分が思う、自分が見たいやり取りを書いていく!
・思いつかないところは飛ばして未来の自分に託す!
・書きたいところから埋めていく!
・つなぎ目を整える!
・出来たと思ったら一晩置いてから通して読む!直す!
以上です。
手前味噌で私がピクシブに投稿しているやつを見てもらえれば(ほぼtwstだけど)、一人のキャラの独白形式とか、一人称とか、三人称とか、何ならセリフとか、本当に節操なく投稿してるんで……こんなんでも有りなんだな~とか、上手い下手はあるにせよ結局パッションなんだな~って思ってもらえたら一番嬉しいな……。我、文章よく飛んでる自覚はあるんだけどパッションだけはあるんで……。
おわりに
みんな気楽に書いて、10月に本にしよ✌
ちなみに上記の話は2200字くらいなので、もうちょい遊園地デート中の描写を増やしたりすれば3000字位になると思うし、3000字~4000字の話を4本くらい入れたら12000字~16000字くらいになります。
事務ページ(奥付)込みでA5/2段組/15~18ページくらいの本が出来ます!
AB馴れ初めエピと、デート編や日常編などが2~3つ位あればそれくらいにはなります。
なんなら小話集みたいにして、A5/2段組の1~2ページ(1000字~2000字)の詰め合わせで8ページのコピ本とかも……楽しいよね……。
文字数カウントのは、下記のページに毎回お世話になっています。
(上記はA5 2段組28字×24行・淡クリームキンマリ72.5kg・事務ページ1 で試算したよ)
ついでにとにかく安く作りたいけどコピ本じゃなくて印刷所に頼みたい!という場合はちょこっと製本工房さんおすすめだよ。一部だけまずは注文とかも可能なのが何よりありがたい。
(いわゆる遊び紙の選択肢だとか、装丁の自在度とかを優先したいなら他のところがおすすめ)
以上です。お疲れ様でした。
コメント
追記)
・本にするには締切を作るのが有効です。出るイベントの日付から逆算して締め切りを作ろう!
・上記で作った叩き台に、更に加筆修正削除シーン順番入れ替えを繰り返す作業をすることで、もっと自分の書きたいものに近づくぞ!
・最終的には!パッション!